Kult リリース情報

ここに書かれた情報は事前情報であり、非公式のものや確定していないものも含まれていますので、変更になる可能性は十分に考えられます。御理解の上でお読みください。

更新の各時点で判明している情報をまとめています。

Helmgast版(第4版)関連

2016年2月26日

スウェーデンのゲームメーカーHelmgast ABが、Cabinet Licensing Inc. (旧Paradox Entertainment Inc.)からライセンスを受けて、新たにルールを大幅に変更した英語版ルールブック「KULT: Divinity Lost」を2016年12月ごろを目標に発売する予定のようです。2月25日からクラウドファンディングサイトKickstarterで購入者募集が開始されました(KULT: Divinity Lost - Horror Roleplaying Game (RPG) by Helmgast AB — Kickstarter)。4月1日午前6時(日本時間)締め切りの予定となっています。

2017年9月23日

「KULT: Divinity Lost」の発売予定は(大方の予想通り)大幅に遅れて、2017年12月ということになっています(8月時点での発表で)。PDF版(電子書籍版)はそれより早いタイミングで出したいと考えているようです。

2017年12月23日

「KULT: Divinity Lost」の発売予定はさらに遅れて、2018年2月となっています。一方、キャンペーンシナリオ「Black Madonna」のPDF版のベータ版は11月28日にクラウドファンディングのBacker(支援者)限定で提供されました。正式版リリースはルールブックと同じ2018年2月予定のようです。

また、ルールブックPDF版のベータ版は今月11日の段階ではクリスマス前に出るという話でしたが、その後21日にマスター向けセクションと世界設定セクションが間に合わず来年になる、との発表がありました。そして、プレイヤー向けセクションだけが22日にBacker向けに提供されました。

2018年2月4日

ルールブックのベータ版PDFは、Backer向けにマスター向けセクションが1月15日(日本時間16日)に、世界設定セクションが2月3日(日本時間4日)に提供されました。残念ながら予定通りぴったり(1月中)とはいきませんでしたが、ようやく予告に近い日程で作業が進行するようになったようです。

2018年6月9日

6月8日(日本時間9日)、ルールブックのPDF版がBacker向けにリリースされました。

以前の説明ではDriveThruRPGからダウンロードできるようにするということでしたが、送られてきたメールではRPGNowのリンクが記されていました。DriveThruRPGとRPGNowは運営会社が同じでシステムが共通、アカウントも購入履歴も共通なので、特にそれで困ることはないのですが、そういったことを知らない人はDriveThruRPGとは別にRPGNowのアカウントを作らなければならないのかと混乱しそうです。

リリースが予定より遅れましたが(当初予定より1年半遅れ)、当初の予定が楽観的過ぎたんだろうなという感じでしたので、このくらいの遅れでリリースされて良かったという風に思っています。(Kickstarterのコメントでは繰り返し文句を書いている人がいましたが、その人は当初予定の1年遅れの時点で「2年」遅れなどと、かなりでたらめなことを書いていたので、真に受けないほうがよろしいかと思います)

2018年7月21日

7月19日から20日にかけて(日本時間20日から21日)、リリース予定だった商品の大部分のPDF版(電子書籍版)がKickstarterのBacker向けにリリースされました。キャンペーンシナリオ「Black Madonna」やキャンペーンシナリオ+短編シナリオ集「Taroticum & Other Tales」も含まれます。ルールブックの印刷版に合わせた修正版PDFも提供されました。(印刷版も近いうちに出荷開始できる見込みのようです)

一般向けの販売予定も発表されました。2018年11月にルールブックが「KULT: Divinity Lost - 4th Edition」と題して発売される予定だそうです。

2018年8月1日

KULT: Divinity Lost用のシナリオなどのPDF版が、7月24日付け(?)でDriveThruRPGで一般向けに販売開始されていました(基本ルールブックはまだ出ていません)。メーカーのHelmgastでなく流通を担当しているModiphius扱いになっています。
DriveThruRPG.com - Modiphius - Kult

現時点で販売されているのは、キャンペーンシナリオ「Black Madonna」、キャンペーンシナリオ+短編シナリオ集「Taroticum & Other Tales」、ルール参照カード「KULT: Divinity Lost - Reference Deck」(ちゃんとしたルール説明ではないので基本ルールが無いとあまり意味がない)、これに加えてHelmgast扱いで出ている「KULT: Divinity Lost - Postcards」(印刷してポストカードに使う)です。
(注: すべてAdult Content(大人向け)扱いなので、DriveThruRPGにログインしてAdult Contentを表示する設定にする必要があります)

2018年9月9日

8月31日からPDF版「Gamemaster Screen」の販売が開始されています。すでにDriveThruRPGで販売されているものも合わせて、Modiphiusの通販サイトでもPDF版の販売が始まっていました。各サイトでの通貨レート換算の違いだと思いますが、サイトごとに微妙に価格が異なっていますので、細かい金額が気になる方は注意が必要です。

また、各商品の印刷版の予約はModiphiusの通販サイトで以前から受け付けていましたが、Helmgastの通販サイトでも予約受付が始まっています。

2018年9月21日

20日にKULT: Divinity Lost公式サイトが更新されて、ゲームの簡単な紹介文や商品情報などが掲載されました。ルールブックの一般向け発売予定日は正式に2018年11月21日となっています。Resourcesページではキャラクターシートやプレイヤー向けムーブ(ルール)リファレンスシート(ルールブックの巻末に載っているもの)や短編シナリオ「Oakwood Heights」(シナリオ集「Taroticum & Other Tales」に収録)などのPDFがダウンロードできます。

なお、サイト上にいくつか結構グロいイラストも使用されていますので、苦手な方はご覧にならないほうがいいと思います(ルールブックに使用されているイラストなので、グロが苦手な方はそもそもKULTに手を出さないのが無難だろうと思いますが)。

あと、KULT: Divinity Lostのキャッチコピーは「We live in a world where the sun has set. (我々は陽が落ちた世界に生きている)」のようです。ルールブックの目立つところに使われていたのでそうだろうなとは思っていましたが、初版のキャッチコピー「Death is only the Beginning.」もちょっとだけ使われていたりしたので確信できていませんでした。
(余談: the sun has set を「黄昏」などのようにもっとそれっぽい雰囲気の感じに訳さなかった理由は、今作の副題 Divinity Lost と対になって使われているからです。「We live in a world where the sun has set. Where our Divinity is Lost.」(Kickstarter版ルールブックp.34)ですので、「神(と称するもの)が消えた」と「陽が落ちた」とが同列なのがわかりやすいようにしてみました。自己満足みたいなものですが)

2018年11月10日

Kickstarterへの11月9日付の投稿によると、クラウドファンディング支援者への商品の発送はかなり進んでいるそうです。残りのものも近いうちに発送が終わりそうだということです。

現状、Helmgastからの公式の情報はFacebookのKULT: Divinity Lostページが一番更新が頻繁で網羅的なようです。公式情報の確認はそちらを見ておくとよいのではないかと思われます。(2019年1月11日追記: Facebookの挙動が変わってログインしていないと記事が非常に読みづらくなったので(一時的なもの?)、代替として、ログインしなくても一応読めるTwitterのKult RPG(@KultRPG)を紹介しておきます)

KULT: Divinity Lost - Tarot Cards」のPDF版の販売がDriveThruRPGで10月3日に始まっていました(このタロットカードは特にゲームプレイに必須なものではなく、雰囲気作りのためのアイテムと考えて構いません)。
また、KULT: Divinity Lost公式サイトのResourcesページで短編シナリオ「La Cena」(シナリオ集「Taroticum & Other Tales」に収録)が無償ダウンロードできるようになっていました。

DriveThruRPGアフィリエイトリンク:
(注: 一部はAdult Content(大人向け)扱いなので、DriveThruRPGにログインしてAdult Contentを表示する設定にする必要があります)

2018年11月22日

「KULT: Divinity Lost - 4th Edition Core Rules」の一般販売が始まっています(公式の告知(Facebook))。
DriveThruRPGのPDF販売ページのコメント欄(Discussions)では「プレビュー(サンプル)で表示されるページが空ページばっかりで中身がわからない」という文句が連なっていますが(流通を担当するModiphiusが変なサンプルPDFを用意したようです)、Helmgast公式通販サイトのページに置いてあるプレビューPDFはちゃんとしたサンプルになっていますのでそちらを見るといいと思います。

KULT: Divinity Lost - 4th Edition Core Rules 販売ページ一覧

2019年2月1日

KULT: Divinity Lostの今後の関連製品の予定(未確定)が発表されていました。今年第2四半期から順次クラウドファンディングを行っていく予定だそうです。
ただし、あくまで未確定の予定で、順番が前後したり予定が無くなったり新たな予定が追加されたりなど、変更がある可能性もあるそうです。

  1. Beyond Darkness and Madness
    シナリオやキャンペーンの作成時に有用なツールボックスとなる本、だそうです。
    (個人的には単なるゲームマスター向けアドバイス集的なものであるなら、基本ルールブックの世界設定部分の評判が良いこともあって、現段階では特に必要ないんじゃないかとあまり興味がわかないのですが、具体的な内容がまだ不明なので内容の濃い良いものになることを期待したいです)
  2. シナリオ集
    前述のBeyond Darkness and Madnessの内容を踏まえた短編シナリオ集。
  3. 魔術ソースブック
    魔術や儀式に関するサプリメント。
    (昨年末ごろにいくつかのサイトで公開された制作スタッフ陣のインタビュー記事ではこれが最初に出るかのような記述もあったのですが、現時点では3番目の予定だそうです。K:DLの基本ルールブックではDeath Magicに関する説明が少しあるだけでしたので、プレイヤーキャラクターに魔術を使わせたい方向性のプレイの場合には必須のサプリメントになるかと思われます)
  4. Player's Companion
    キャラクター作成に関する追加情報など。これ1冊で基本ルールを見なくてもプレイヤーキャラクターを作れる内容にするそうです。
  5. City X Sourcebook
    (ここからは2020年以降の予定です)
    アメリカのとある都市の設定ソースブック。Xというのは現時点では秘密という便宜上の表記です。
  6. Enlightenedキャラクターをプレイするためのソースブック
    (City X/Yソースブックの記述の間に一文が書かれていただけなので独立した製品なのかもわかりませんが、成長(?)して世界の真の姿を理解したEnlightened(啓発)キャラクターのプレイのためのソースブックのようです)
  7. City Y sourcebook
    City Xとは別の都市の設定ソースブック。
  8. 新しいゲームモードを追加するソースブック
    プレイヤーキャラクターが所属もしくは敵対する組織の設定を追加し、任務として探索や問題解決を行う中でベールの向こうの恐怖に遭遇する古典的なホラーという、基本ルールブックとは別角度の方向性(ゲームモード)を導入するソースブックだそうです。

2019年12月28日

無料シナリオ「An Echo From the Past」が公開されました。オリジナルデザイナー陣によるKult初期のシナリオ(スウェーデンのゲーム雑誌に掲載されたもの[訂正]スウェーデンのゲームコンベンション用に作られたもの、だそうです)をKULT: Divinity Lost用にコンバート、英訳したものです。

かなり前のことになりますが(6月上旬)、Kult用サントラ「Kult Divinity Lost - Original Game Soundtrack」が音楽配信サイトBandcampで購入できるようになりました。無料で全曲フル尺試聴できるので、ご興味のある方はまず試聴からどうぞ。

以前に発表されていた予定はかなり遅れているようです。ゆっくりとですが作業は進んでいると説明されていますが(9月上旬時点)、しばらく待つことになりそうです。

2020年1月21日

KULT: Divinity Lost公式サイトのResourcesページが更新されて、これまでに出た無償シナリオがすべて掲載されました。「Taroticum & Other Tales」収録のシナリオのうち短編シナリオ6本全部(今までは5本が掲載されていた)や、先日紹介した「An Echo From the Past」が掲載されています。

2020年6月8日

KULT: Divinity Lostの新しいサプリメントのクラウドファンディングの予定が発表されました。6月11日(日本時間11日午後7時)から開始の予定だそうです。ゲームマスター向けTips集を中心に4つの商品が対象になっています。

  1. Beyond Darkness and Madness: シナリオの作成や、異なるジャンルのホラーの雰囲気作りなどについてのゲームマスター向けTips集。
  2. Screams and Whispers: 6本の独立した単発のシナリオ集。ホラー・ジャンルや舞台設定も異なるものが収められるようです。ストレッチゴール達成でシナリオが追加される予定だそうです。
  3. Labyrinths and Secret Chambers: マップ集。他のRPGでよくあるフロアタイル、バトルマップではなく、見取り図・間取り図のようなものが多いようです。
  4. Weapon Deck: 武器データを個別にカードにしたもの。(以前出た「Reference Deck」にも武器データカードが含まれていましたが、武器の種類が増えるようです。ゲームルール的には戦闘重視ではないので、バリエーションはつけにくいと思いますが)

2020年12月26日

12月24日(日本時間)に無償シナリオ「Gallery of Souls」が公開されました(2021年12月25日追記: 現在は公式サイトのResourcesページから入手できます)。第2版用のシナリオをK:DL用にコンバート、英訳したものだそうです。かなり説明記述が多く、マップやハンドアウトも掲載されており、親切な書き方になっているように見えます。

書き忘れていたのですが、4月に無償シナリオ「The Driver」が公開されていました(2021年12月25日追記: Facebookの記事がログインしていないと見れない場合があるようなので、Twitter上の告知ツイートリンクも記しておきます)。こちらは1対1(プレイヤー1人、ゲームマスター1人)用シナリオとなっていますが、設定・記述は少なめでゲームマスターが埋めなければならない部分が多いです。

2021年11月18日

昨日ぐらいから「Beyond Darkness and Madness」「Screams and Whispers」等のクラウドファンディングのBacker(支援者)向けに、完成版のPDFの配布が始まっています

2021年12月25日

無償シナリオ「Et In Arcadia Ego」のPDF配布が始まりました。昔、Pyramid誌(Steve Jackson Games社)に掲載された短編シナリオを、K:DL用に変換、加筆したものということです。(個人的に結構好きなシナリオだったので、内容的には色々な面で古いところがあるのですが、当時の状況についての注釈付きで復活してくれたことは嬉しいです)

2022年4月22日

「Beyond Darkness and Madness」「Screams and Whispers」等の一般販売が4月19日から始まりました。Helmgast公式通販サイトModiphius通販サイト で印刷版とPDF版の取り扱いが始まっています。
(追記: DriveThruRPGでもPDF版の販売が行われています。DriveThruRPG.com - Modiphius - Kult。(注: Adult Content(大人向け)扱いになっているものが多いので、DriveThruRPGにログインしてAdult Contentを表示する設定にする必要があります))

2022年8月21日

紹介し忘れていましたが、今年1月から月1ペースでミニサプリメント(2,3ページ程度)の配布が行われています(告知記事)。今までにリリースされたものは https://bit.ly/kultdrops にあります。

また、これまでに公式サイトなどで配布されている無償シナリオのPrinter Friendly版(モノクロで印刷しやすいバージョン)が https://bit.ly/kultprinterfriendly で入手できるようになっています。

武藤 潤 (Jun MUTO)